• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

患者アンケート調査と大規模二次医療データを用いた難治性摂食障害の予測モデル作成

研究課題

研究課題/領域番号 19K17289
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関東京大学

研究代表者

道端 伸明  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (00415598)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード摂食障害 / 神経性食思不振症 / 思春期やせ症 / 親子関係 / 小児 / 予後予測モデル / データベース研究 / 難治化予測モデル / 大規模二次医療データ / 患者アンケート調査
研究開始時の研究の概要

背景:摂食障害患者を集約した長期調査は困難で、難治化を予 測する因子はまだ十分に解明されていない。 方法:はじめに摂食障害患者を対象としたアンケート調査を行う。このアンケート調査結 果を、既存の大規模二次医療データと組み合わせることで、比較的短期間で、安価に長期 コホート研究で得られたような詳細なデータを準備する。 本研究の目的は、患者アンケート調査と大規模二次医療データを組み合わせることにより、 摂食障害患者の難治化予測モデルを構築することである。 本研究により摂食障害が増加傾向であるとされるわが国において有効な対策方法を提案できる可能性がある。

研究成果の概要

摂食障害患者の親子関係と体重回復の関連は不明である。時間依存性の交絡因子の影響を考慮し、この関係を明らかにすることを目的とした。
方法は、2014ー2016年厚生労働省補助金で収集された多施設コホート研究データを用い摂食障害により体重が減少した10代を特定し1年以内に体重が回復をアウトカムとした。親子関係と体重回復の関係は時間依存の交絡を考慮した限界構造化モデルで分析した。
合計129名(女性93%)年齢中央値は13.1歳の対象者を同定した。多変量限界構造化モデルの結果、良好な親子関係と体重の回復については統計的に有意な差はなかったが、良好な親子関係は体重の回復を促進する傾向があることがわかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は摂食障害の10代の若者における親子関係と体重回復の間の関係を調査しました。親子関係が良好であるほど、体重が回復する可能性があることがわかりました。しかし、結果は統計的には有意ではなく、更なる研究が必要です。この研究は、摂食障害の治療において家族のサポートが、病気の治療において重要な役割を果たす可能性を示しました。しかし、この研究結果はあくまで傾向を示しているもので、全ての場合に当てはまるわけではありません。本研究の結果は、摂食障害の治療法の改善につながる可能性があります。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi