研究課題/領域番号 |
19K17295
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
木村 武司 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50774402)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 内軟骨性骨化 / iPS細胞 / 血管新生 / 異種移植 / 成長板軟骨 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではヒトiPS細胞から作成した軟骨組織をマウスに移植することで起こる骨形成のメカニズムを詳しく解析し、骨の成長に重要な役割を果たす成長軟骨帯を正確に再現することを目指しています。それによって成長障害を来す疾患の病態解明や新たな創薬に応用できることが期待されます。
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研究実績の概要 |
Cre-loxPシステムを用いたlineage tracing手法により、iPS細胞から分化を誘導した軟骨細胞の異種移植モデルにおける内軟骨性骨化プロセスの詳細な解析を行った。 まず、COL2A1プロモーター制御でCreを発現し、loxP配列が除かれることで恒久的にGFP色素を発現するiPS細胞を作成した。その細胞を軟骨組織に分化誘導し、免疫不全マウスに移植して内軟骨性骨化を誘導した。得られた骨組織においてGFP発現細胞を同定し、軟骨細胞が成長板様構造と骨組織の中でどのように分布しているか解析を行った。 その結果、ヒト由来のiPS細胞から作成した軟骨細胞が分化転換によって骨細胞系統に変化し、内軟骨性骨化に直接関与していることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍での実験停滞の影響により、当初計画よりも遅延が生じている。
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今後の研究の推進方策 |
再現性を確認する実験を行い、論文投稿を予定している。
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