研究課題/領域番号 |
19K17305
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
久米 庸平 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (20835988)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 溶血性尿毒症症候群 / リポポリサッカライド / 志賀毒素 / 尿細管 / 慢性腎臓病 / 腸管出血性大腸菌 / 血小板減少 / 急性腎障害 |
研究開始時の研究の概要 |
溶血性尿毒症症候群(HUS)の罹患後の遠隔期に慢性腎臓病(CKD)が顕在化する症例が散見され、その悪化機序として残存糸球体への過剰濾過や間質障害の進行が推察されている。このCKDへの進展機序とリスク因子を明らかにするためHUSの長期観察マウスモデル(HUS-CKDマウス)を作製し腎機能や腎組織の変化を観察する。さらに感染などの外的刺激にいかに反応するか、RAS阻害薬を投与することでCKDへの制御が可能か否かを検討し、HUS後CKDをきたす患者の病態が解明や制御薬の発見を目的とした研究である
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研究成果の概要 |
Shiga toxinとlipopolysaccharideを投与した溶血性尿毒症症候群様モデルマウスにおいて投与後72時間の急性期では、糸球体のメサンギウム融解像と尿細管の拡張や空胞変性を認めた。さらにmicroarrayによる分子学的な検討では遠位ネフロンに発現する遺伝子が強く低下し、このモデルマウスにおける主要な障害部位と考えられた。一方、投与6ヶ月後の慢性期モデルマウスでは一部にメサンギウム基質と細胞の増加、アミロイド様沈着が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
溶血性尿毒症症候群(HUS)の尿細管障害のメカニズムや慢性腎不全進展への影響については未だ不明な点が多い。本モデルマウスでの経過をさらに詳細に検討することでHUS発症後の尿細管を含めた腎障害の回復過程や慢性腎不全進展のメカニズムが明らかになる可能性がある。
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