研究課題/領域番号 |
19K17369
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
柳沼 和史 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (70839399)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 新生児 / 低酸素性虚血性脳症 / バイオマーカー / miRNA / エクソソーム / HIE / lncRNA / Ab Initio 遺伝子軌道法 |
研究開始時の研究の概要 |
周産期医療の進歩により、日本の新生児死亡率は現在世界のトップレベルを維持している。しかし、新生児慢性肺疾患、未熟児網膜症などの合併症は増えており、疾患のさらなる病態解明や治療薬開発が急務である。 本研究の目的は、早産児から正期産児までの臍帯血を用いてエクソソーム、 lncRNA,miRNA,mRNAの発現解析を行い、データベースを構築し、得られたデータベースを研究協力者の森らが開発したAb Initio 遺伝子軌道法(国際出願番号: PCT/JP2018/013877)を用いて解析し、新生児疾患関連lncRNA-miRNA-mRNAネットワークや疾患バイオマーカーを同定することである。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、これまで明らかにされていない臍帯血中のエクソソームに含まれる遺伝子の発現解析を行い、新生児低酸素性虚血性脳症 (HIE)患者の重症度、予後に関連するバイオマーカーを探索することである。 HIEの新生児例ならびにコントロールである健常新生児例から、出生児の臍帯動脈血を採取し、エクソソームに含まれるマイクロRNAを抽出した後、網羅的にmiRNA遺伝子の発現解析を行なった。 現在アレイ解析から得られた結果を解析中である。今後、その結果をもとに、Real-time PCR法による発現遺伝子の定量解析を行い、新生児HIEの重症度、予後予測に関連するバイオマーカーの探索を引き続き行なっていく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、これまで明らかにされていない臍帯血中のエクソソームに含まれる遺伝子の発現解析を行い、新生児低酸素性虚血性脳症 (HIE)患者の重症度、予後に関連するバイオマーカーを探索することである。 現時点でアレイ解析から得られた結果を解析中である。今後、その結果をもとに、Real-time PCR法による発現遺伝子の定量解析を行い、新生児HIEの重症度、予後予測に関連するバイオマーカーの探索を引き続き行なっていく。そのことが明らかになればよりHIE患児における早期の重症度分類、治療方法の判断に役立つであろう。
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