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クローン病の胆汁腸肝循環動態とFXR/FGF19の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K17390
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

齊藤 景子  千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (30836416)

研究期間 (年度) 2020-02-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードクローン病 / 胆汁酸 / シネMRI / FXR/FGF19 / 腸肝循環動態 / FXR / FGF19
研究開始時の研究の概要

クローン病の合併症である腸管狭窄が生じると、腸管の動き(腸蠕動)の異常による腸液の滞留が生じる。近年、腸管蠕動異常による腸液の滞留は胆汁酸の正常の循環動態(腸肝循環)を阻害し、クローン病の病勢に関与していると推測されている。
本研究は、胆汁酸とクローン病の関連性を検証し、創薬の発展に寄与することが目的である。

研究成果の概要

シネMRIという特殊なMRI動画撮影方法を用いて、クローン病自体の病変部の確認、狭窄部位の同定、腸液の流動異常や腸液通過時間、腸液滞留の有無などについて評価を行った。シネMRIでは小腸内視鏡と小腸造影検査では評価が難しい部位も評価することができた。また、胆汁酸の液体クロマトグラフィー質量分析を行ったところ、いずれの症例でも便中のケノデオキシコール酸の増加とデオキシコール酸の減少が認めており、シネMRIでの腸液滞留の有無に関わらず、狭窄を有するクローン病症例では腸肝循環が阻害されていることが推定された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

全小腸の内視鏡的観察は困難であるが、シネMRIの結果を合わせて解析することで、治療のターゲットを絞ることに有用であることが判明した。狭窄を伴うクローン病は明らかな腸液の流れの異常がなくても、炎症に関わる胆汁酸の体内での代謝に影響を及ぼしていると予想された。胆汁酸は多くの代謝・変換を受けて多数種類があるが、今後特定の胆汁酸と腸管粘膜バリア機能との関わりを解析していくことで、新規病勢マーカーや治療法も創出できる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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