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Helicobacter pylori未感染胃癌における腫瘍発生機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K17412
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

赤澤 陽一  順天堂大学, 医学部, 助教 (80822006)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード胃癌 / 次世代シーケンサー / 胃底腺型胃癌 / ヘリコバクターピロリ / ピロリ未感染胃癌 / ヘリコバクターピロリ未感染胃癌 / エピゲノム解析 / ゲノム異常
研究開始時の研究の概要

本研究では、H.pylori未感染胃癌の治療成績の向上の要となる発癌原因因子を特定する事を目的とするとともに、網羅的ゲノム・エピゲノム異常解析によるH.pylori未感染胃癌の科学的データベース構築に基づいて生物学的理解を深め、将来的な予後予測バイオマーカーや新規治療標的薬による臨床応用の基盤となる研究となる事を目指す。本研究により得られる成果により、H.pylori未感染胃癌の臨床病理学的・分子病理学的特徴が明らかとなるとともに、国内外に対してH.pylori未感染胃癌の啓蒙に繋がると期待される。

研究成果の概要

ピロリ菌が胃癌の原因のほとんどを占めることは明白であるものの、ピロリ菌が感染していないにも関わらず発癌する胃癌(未感染胃癌)については未だ不明な点が多く十分に検討されていないのが現状です。本研究では、未感染胃癌に対して次世代シーケンサーを用いた網羅的解析を行い、その特徴的な遺伝子変異を同定しました。その結果、GNAS遺伝子とAPC遺伝子の変異が、通常の胃癌と比較して高頻度であることが判明しました。また、未感染胃癌の中でも①胃底腺型胃癌 ②分化型胃癌 ③未分化型胃癌の3種類があることが知られていますが、GNAS変異は胃底腺型胃癌、APC変異は分化型胃癌に特徴的であることが判明しました。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果からピロリ未感染胃癌は1.胃底腺型胃癌、2.分化型胃癌、3.未分化型胃癌の3つに大別され、それぞれが特徴的な性質や遺伝子変異を持つことが明らかとなりました。今後はそれぞれの癌に対する治療薬の開発のため、本研究で判明した遺伝子変異の結果に基づいて、細胞株を用いた研究やマウスを用いた実験による発癌機序の検証などを予定しております。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] H.pylori未感染早期胃癌における臨床病理学的・分子病理学的特徴2021

    • 著者名/発表者名
      赤澤 陽一
    • 学会等名
      日本内視鏡学会総会 シンポジウム
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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