研究課題/領域番号 |
19K17442
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
高谷 広章 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (40745460)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ADAMTS13 / VWF / 肝細胞癌 / バイオマーカー / HCC / ADAMT13 / WF |
研究開始時の研究の概要 |
肝細胞癌(HCC)の予後は不良であり、免疫チェックポイント阻害薬が新規治療薬として期待をされている。しかし重篤な副作用が問題となり、副作用や治療効果、予後の指標となるマーカーの開発が必要である。VWFは血液凝固因子であり、過剰なVWFはADAMTS13により切断され、バランスが保たれている。しかしHCCでは両因子のバランス破綻が生じており、その病態に関与している可能性がある。本研究では両因子のバランス改善をターゲットとしたHCC新規治療法およびHCC薬物療法の新規バイオマーカーの開発を行う。
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研究成果の概要 |
凝固因子であるVWFと凝固制御因子であるADAMTS13はHCCの早期診断マーカーや薬物療法の効果予測マーカーおよび予後予測マーカーとして有用である可能性を明らかとした(Takaya et al. BMC Gastroenterol. 2019, Takaya et al. World J Gastrointest Oncol. 2019, Takaya et al. World J Gastroenterol. 2020)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦の肝細胞癌の死亡者数は全癌中第5位(2016年)であり、その予後向上は克服すべき課題の一つである。本研究により肝細胞癌の新規バイオマーカーとしてVWFとADAMTS13が有用である可能性が明らかとなったことは、肝細胞癌の予後向上に寄与する可能性があると考える。
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