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肝細胞分化におけるヒストンメチル化酵素SETDB1の意義と再生医療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 19K17481
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

金山 健剛  千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (20835102)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード幹細胞 / 胆管 / 再生医療 / 肝幹・前駆細胞 / 発生 / エピジェネティック / 肝細胞 / SETDB1 / iPS細胞
研究開始時の研究の概要

肝細胞と胆管細胞は共通の幹細胞から分化するが、申請者らはマウス胎仔由来の肝幹・前駆細胞を用いた研究で、ヒストンメチル化酵素であるSetdb1をノックアウトマウスした肝幹細胞では胆管細胞への分化傾向が現れることを見出した。
本研究ではSetdb1ノックアウトマウス胎仔由来の肝幹・前駆細胞を胆管障害モデルマウスに移植し胆管障害の改善につながるか検証する。またヒトiPS細胞から得た肝幹・前駆細胞においてアデノウイルスベクターでSetdb1をノックダウンし、同様に胆管細胞への分化傾向が現れるかを検証する。最終的に原発性硬化性胆管炎や原発性胆汁性胆管炎などの胆管変性疾患への再生医療の応用可能性を探る。

研究成果の概要

肝細胞、胆管細胞は、共通の幹細胞から内胚葉由来の肝幹・前駆細胞を経て最終分化するが、その分化の各段階においてエピジェネティックな遺伝子制御が重要であることが知られている。申請者は肝幹・ 前駆細胞が肝細胞、胆管細胞に分化する際に、ヒストンメチル化酵素である Setdb1が分化系統を決定する重要な働きを持ち、Setdb1をノックアウトしたマウス肝幹・ 前駆細胞が胆管細胞へ優先的に分化することを複数の方法で示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

iPS 細胞を用いた細胞治療に応用することで幹細胞を特定の系統に効率よく分化させることが可能にな り、原発性硬化性胆管炎(PSC)や原発性胆汁性胆管炎(PBC)など根治的治療法の存在しない胆管変性疾患への新しい治療法に繋がる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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