研究課題/領域番号 |
19K17497
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
福島 真典 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (80835596)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | NASH / 細胞外小胞 / LPS / exosome / 脂肪毒性 / パルミチン酸 / リポポリサッカライド / セラミド / セラミド合成 / ceramide |
研究開始時の研究の概要 |
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の病態の一つに、脂肪毒性を受けた肝細胞から分泌されるセラミドを豊富に含んだ細胞外小胞(exosome)による関与が報告されている。近年NASHの病因として脂肪毒性のほか、腸内細菌叢のよる影響が注目されており、本研究では脂肪毒性と腸内細菌叢由来のエンドトキシンによる、肝細胞から分泌されるセラミド含有exosomeの変化を解析し、NASH病態進展への関与を明らかにすることを目的としている。本研究によって脂肪毒性によるNASH進展にエンドトキシンがどのように係わるか明らかにし、NASH進展の高リスク群の予測や治療への応用が期待される。
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研究成果の概要 |
本研究において、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の原因となる脂肪毒性と腸内細菌による影響としてのlipopolysaccharide(LPS)とを、肝細胞に共に投与することで、NASH病態に寄与する肝細胞由来の細胞外小胞の分泌の増加を証明できた。一般的にNASHの病態進展には複数の因子が影響していると言われているが、本研究により脂肪毒性単独の影響よりも、腸内細菌によるLPSが共に存在することで、細胞外小胞の観点からNASH病態への進展を促進させている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脂肪毒性と腸内細菌由来のLPSが細胞外小胞の分泌増加に関与していることが証明され、NASHの病態に細胞外小胞が重要な役割を果たしている可能性が示唆された。したがってこの細胞外小胞のさらなる解析が、NASH進展メカニズムを解明する新たな手段となりうる。将来的にはNASH進展予防や治療のターゲット分子として細胞外小胞が重要な役割を果たす可能性があるのではないかと考えている。
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