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B細胞応答を司る濾胞ヘルパーT細胞と濾胞制御性T細胞の大腸癌への影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K17498
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関札幌医科大学

研究代表者

平川 昌宏  札幌医科大学, 医学部, 助教 (50561023)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード大腸癌 / TFH / TFR / 制御性T細胞 / 濾胞ヘルパーT細胞 / 濾胞制御性T細胞 / CD4Treg / CD4 Treg
研究開始時の研究の概要

本研究においては大腸癌患者におけるTIL中のTFH, TFRの発現, および末梢血中を循環する
circulating TFH, TFRの発現を解析しその役割を明らかにすることで, 発癌や進行, 予後との相関, 治療効果との関連性を探ることをのみならず, TFH, TFRの分化にかかわるサイトカインなどを明らかにし,新規治療ターゲットとなる可能性についても検討し臨床応用に展開するための基盤となる研究を行うことを目的とする. 前述の通り, 大腸癌においてはTFRはもちろんTFHについての研究はほとんどなされておらず, 本研究は独自性や創造性に富んだ研究と考える.

研究成果の概要

近年B細胞応答を司るCD4TcellのサブセットとしてTFHが、更にはTFHを制御性に調節するCD4TregのサブセットとしてTFRの存在が提唱され注目を集めているが、腫瘍免疫におけるTFH、TFRに関する研究は十分とはいえない。本研究ではこれらのサブセットと大腸癌における関連性を明らかにすることで、新規予後予測因子などの臨床応用への基盤となる研究を行った。大腸癌患者では、健常人と比べTFH、TFRの増加傾向がみられ、更に大腸癌が進行するにつれTFH、TFRの発現が増加する傾向にあり、予後との関連性がある可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年自己免疫性疾患などの分野において、B細胞応答を調節するCD4TcellやCD4TregのサブセットとしてTFHやTFRが注目されてきている。しかしながら腫瘍免疫の分野では、腫瘍浸潤リンパ球(TIL)におけるTFHの発現と予後が相関するとの報告が散見されてきているものの未だ十分とはいえず、TFRに関しては腫瘍との関連に関する報告はなされていない。本研究は大腸癌患者の末梢血中やTILにおけるTFH、TFRの発現と予後との関連性を解析した貴重な研究であると考える。今後更なる検討を重ね、予後予測としての活用や治療標的としての可能性なども探索していく予定である。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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