研究課題/領域番号 |
19K17523
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中野 智彰 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (90723180)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | クライオマッピング / クライオアブレーション / 可逆性伝導ブロック / 房室結節回帰性頻拍 / 不整脈 / 心不全 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は房室結節回帰性頻拍の治療で用いられている”クライオマッピング”という手法を用いて、正常な房室結節、洞結節の一時的な機能停止が得られるかどうかを検証し、難治性心房細動に対する房室結節アブレーション、不適切洞頻脈を含めた洞結節近傍へのアブレーションの臨床応用への可能性を探求することである。
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研究成果の概要 |
クライオアブレーションカテーテルを用いて心筋の電気的興奮の可逆的な機能停止が可能かを検証することを目的して研究を行った。動物実験により、可逆性変化を起こしうる冷却条件の検証を行ったが、 適切な可逆性変化を引き起こすことは困難である事が判明した。しかし、その動物実験で得られた知見を元に、クライオマッピングを用いた房室結節回帰性頻拍のアブレーション治療の新たな方法論を提案するに至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当初計画していた目的は達成できなかったが、動物実験により得られた組織の所見が房室結節回帰性頻拍に対するクライオアブレーションの安全で効果的な治療法を開発するきっかけとなった。現在のカテーテル治療における課題の一端を解決しうる手がかりが得られたと考えており、それにより不整脈発作に悩む患者に安全かつ効果的な治療方法を届ける事ができることを期待している。
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