研究課題/領域番号 |
19K17542
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 公益財団法人朝日生命成人病研究所 |
研究代表者 |
加茂 雄大 公益財団法人朝日生命成人病研究所, 循環器科, 部長 (10722556)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 心不全 / 腸内細菌 / 腸内代謝物質 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、心不全における心と腸の関連を探究し、腸内細菌叢の機能異常が心不全の病態生理において果たす役割を解明することである。腸内細菌叢は極めて多様な代謝物質を産生し、宿主の恒常性維持に重要な役割を果たしている。腸内細菌叢の構成異常が幅広い疾患の病態に密接に関与していることが、メタゲノム解析および腸内細菌叢移植の研究から明らかになってきている。本研究では、腸内細菌叢が細菌代謝産物を介して心臓の形態に影響を及ぼしている可能性を検証するために、腸内細菌叢を変化させたマウスのオミックス解析を行い、心臓の形態を制御し得る腸内代謝物質を探索する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、心不全における心と腸の関連を探究し、腸内細菌叢の機能異常が心不全の病態生理において果たす役割を解明することである。本研究では、心不全における腸内細菌の代謝物質の役割を解明するために、心不全マウスの腸内細菌叢への介入を行った。心不全マウスに4種類の抗生物質を経口摂取させて腸内細菌叢を喪失させると心肥大が軽減することを見出した。さらに、心不全でない正常対照マウスに4種類の抗生物質を経口摂取させると心重量が減少すること、およびマウスに1種類の抗生物質を経口摂取させるだけで心重量が減少することも発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって腸内細菌叢や腸内代謝物質と心臓形態との関連性が明らかになれば、心不全の病態研究にブレイクスルーがもたらされ、さらに腸内細菌叢や腸内代謝物質への介入による新たな心不全治療開発の基盤構築につながることが期待される。すなわち、食事や薬剤などにより腸内細菌叢や腸内代謝物質を制御することができれば、これまでの薬物治療とは全く異なるアプローチによる心不全治療が確立されることになる。
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