研究課題/領域番号 |
19K17552
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
岡田 寛史 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (10735161)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 家族性高コレステロール血症 / iPS細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、ホモ接合体性家族性高コレステロール血症患者の末梢静脈血より、低侵襲に疾患特異的iPS細胞を樹立し、その細胞を肝細胞などの機能細胞へ分化誘導させることにより、ホモ接合体性FHの疾患モデルを構築すること、また、そのiPS細胞に対しゲノム編集を行い、遺伝子修正LDL受容体の機能回復を確認すること、ノックアウトマウスを用いて遺伝子修正iPS細胞を由来とする肝細胞の移植片としての効果を検討すること、遺伝子修正iPS細胞および機能細胞の移植時における免疫反応について調べることである。
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研究成果の概要 |
iPS細胞を細胞移植のセルソースとして活用することを目的とし、下記の研究を行った。ホモ接合体性家族性高コレステロール血症患者を由来とするiPS細胞に対しゲノム編集を行い、正常LDL受容体遺伝子配列をもつiPS細胞の作製をおこなった。各種サイトカインとともに培養し、誘導機能細胞(肝細胞)を作製した。機能細胞へ分化誘導後、LDL受容体の発現を解析し、LDLの取り込み能について評価した。患者末梢血リンパ球と遺伝子修正後iPS細胞および機能細胞を共培養し、免疫反応を確認した結果、遺伝子修正されたiPS細胞を由来とする機能細胞は、免疫原性を増加させず、細胞移植片としての可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ホモ接合体性FH患者では、診断後早期より積極的な介入を必要とし、終生LDLアフェレーシスによる治療を必要とするものも少なくない。根治的な治療はなく永続的に必要とすることから、患者の身体的負担、医療費等を考慮すると、移植治療が可能となった場合の、社会的および学術的な影響は大きいものと思われる。加えて、ホモFHに対する、他の機序による新薬の開発を想定した場合においても、疾患特異的iPS細胞由来肝細胞を用いて疾患モデルを構築することは、ヒト個体での薬効と安全性をより精度高く予測する基盤技術として重要な役割を持つものと考える。
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