研究課題/領域番号 |
19K17563
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡田 佳築 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (20776489)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 循環器疾患 / DPCデータ / レセプトデータ / 循環器内科学 |
研究開始時の研究の概要 |
厚生労働省が保有する医療に関するデータが、汎用性の高い集計表として、近年公開・提供されているが、循環器疾患領域において、これらのデータの利活用に関する知見は、十分ではない。 本研究は、これらのデータを、循環器疾患領域において利活用するための手法や課題について明らかにする事を目的としている。 近年公開されている「NDBオープンデータ」や「DPCデータの集計表情報」を利用した、循環器疾患に関する分析を行うと共に、日本循環器学会が構築しているデータベースを用いて分析結果を検証し、行政機関が保有するデータベースと学会が保有するデータベースを、循環器疾患領域で相乗的に利活用する手法についての検討も行う。
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研究成果の概要 |
厚生労働省から公開されているレセプトデータ等データベース(NDB)や診断群分類包括評価(DPC)データを用い、循環器疾患診療の現状評価が可能であった。公開データからは、都道府県単位などの解析に制限があるものの、循環器疾患の全国的な経過を評価する点では利活用可能であると考えられた。一方、都道府県単位で詳細に評価する場合には、厚生労働省への申請により入手可能な、DPCデータの集計表情報を用いることで可能であった。傷病名と診療行為により分類されているDPCの特性から、疾患ごとの評価も行いやすく、地域単位での循環器疾患の現状を評価・研究する目的で利活用する点においては、有用であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
厚生労働省が保有するレセプトデータ等データベース(NDB)や診断群分類包括評価(DPC)データは、我が国における医療のビックデータであり、幅広い利活用推進のため汎用性の高い集計データが「NDBオープンデータ」や「DPCデータの集計表情報」として、公開・提供されている。しかしながら、これらのデータの、循環器疾患領域における利活用に関する知見は十分に集積されていなかった。今回の研究により、都道府県単位での循環器疾患の現状評価に有用であることが示され、これらのデータを用いることで、科学的根拠を伴った、各自治体における循環器疾患対策の推進につながることが期待できる。
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