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間質性肺炎におけるアンチセンス長鎖ノンコーディングRNAの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K17675
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関鳥取大学

研究代表者

高田 美樹  鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (80746404)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード長鎖ノンコーディングRNA / 間質性肺炎 / 線維化 / APOA1-AS / GSN-AS1 / GSN-A11
研究開始時の研究の概要

間質性肺炎に対しては抗線維化薬やステロイド・免疫抑制剤などによる治療が行われているが、有効性は限られており新たな治療薬の開発が待たれている。アンチセンス長鎖ノンコーディングRNA(antisense long non -coding RNA: AS lncRNA)はタンパク質を合成しないRNAの一種であり、特別な機能はないと考えられていたが、近年、その標的となる遺伝子の発現調節やタンパク質の生合成、活性化などに関与する事が分かってきた。間質性肺炎の重要病態である線維化に対するAS lncRNAの機能を解析することで、AS lncRNAを標的とした新規治療法の開発につなげることを目指している。

研究成果の概要

本研究はアンチセンス長鎖ノンコーディングRNA(AS lncRNA)であるGSN-AS1およびAPOA1-ASの肺線維化における機能解明と新たな治療薬開発を目的とした。GSN-AS1の発現は肺線維芽細胞においてTGFβとの関連を認めたが、APOA1-ASとの関連は明らかではなかった。lncRNAの機能解析のため肺線維芽細胞、肺動脈平滑筋細胞におけるAS lncRNAのノックダウンを行い、APOA1-ASのノックダウンは線維化や筋線維芽細胞のマーカーであるコラーゲンやファイブロネクチン、αSMAの発現を低下させ、線維化を抑制する可能性が示唆されたが、治療薬開発のためには更なる検討が必要である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

特発性間質性肺炎や膠原病関連間質性肺炎に対しては、抗線維化薬やステロイド・免疫抑制剤などの治療が行われるが、その有効性は限られており新たな作用機序の治療薬開発が待たれている。本研究では肺線維化に関連する遺伝子のアンチセンス長鎖ノンコーディングRNA(AS lncRNA)による発現調整機序を明らかにし、創薬につなげる事を目的とした。我々の過去の研究よりGSN-AS1およびAPOA1-ASをターゲットして検討を行い、GSN-AS1ならびにAPOA1-ASが細胞実験において肺の線維化と関連している可能性が示唆されたが、治療薬開発のためには更なる研究が必要であると考えている。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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