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気管支喘息発症における腸内Staphylococcus属の役割解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K17690
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

伊藤 崇  国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 訪問研究員 (20823561)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード気管支喘息 / アレルギー / 腸内細菌叢 / Staphylococcus
研究開始時の研究の概要

近年気管支喘息と腸内細菌叢などの腸内環境との関連について報告があるものの、その詳細な制御機構は不明である。我々は先行研究により、喘息発症小児では1才時の糞便中Staphylococcus属が有意に増加していることを見出した。本結果は気管支喘息の発症に本属が寄与している可能性を示しており、本研究では気管支喘息発症における腸内Staphylococcus属の役割解明を目指す。

研究成果の概要

本研究では喘息モデルマウスにおける腸内Staphylococcus属の役割解明を目指した。具体的には1:喘息モデルマウスにおける腸内Staphylococcus属の網羅的解析、および2:喘息モデルマウスにおいて腸管内Staphylococcus属の割合と腸管内代謝物の相関解析を行った。その結果、1:喘息モデルマウスにおいてStaphylococcus aureusの割合が上昇していること、2:喘息モデルマウスでは腸管内Staphylococcus属と糞便中乳酸量が逆相関することを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

気管支喘息の発症には遺伝的要因、環境要因双方の影響が考えられているが、現在の所詳細なメカニズムは明らかでない。本結果は腸内Staphylococcus属が気管支喘息の発症に寄与している可能性を示唆している。腸内細菌叢としてのStaphylococcus属と疾患の関連について詳細な報告をした論文はなく、この点で学術的意義を認める。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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