研究課題/領域番号 |
19K17724
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
藤沢 治樹 藤田医科大学, 医学部, 講師 (50836830)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 浸透圧性脱髄 / 低ナトリウム血症 / 再生治療 / オリゴデンドロサイト / 電解質 / 再生 |
研究開始時の研究の概要 |
浸透圧性脱髄は、低ナトリウム(Na)血症治療時の合併症で、血清Na濃度が急速に上昇することによって発症し、意識障害、四肢麻痺、偽性球麻痺、呼吸障害等の一部は不可逆的な症状を呈し、しばしば致死的になる重篤な疾患である。申請者のグループではその予防法について研究を続けてきたが、完全に発症を防止することはできず、一旦発症した場合にはその治療法は存在しない。そこで、本研究では動物モデルを用いて髄鞘再生の促進による浸透圧性脱髄の治療法を開発することを目的とした。本研究により、浸透圧性脱髄、さらにはその他の脱髄疾患の治療への臨床応用が期待される。
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研究成果の概要 |
浸透圧性脱髄は、低ナトリウム血症治療時の合併症で、血清Na濃度が急速に上昇することによって発症し、意識障害、四肢麻痺、偽性球麻痺、呼吸障害等の一部は不可逆的な症状を呈し、しばしば致死的になる重篤な疾患である。一旦発症した場合にはその治療法は存在しない。そこで、本研究では動物モデルを用いて髄鞘再生の促進による浸透圧性脱髄の治療法を開発することを目的とした。浸透圧性脱髄モデルマウスの前段階として、慢性低Na血症モデルマウスの作製に成功した。このマウスモデルを用いて、行動解析を行い、記憶障害、不安様行動の増強を生じることを明らかに、論文発表を行った。今後、そのメカニズム解明を行っていく予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で、浸透圧性脱髄の前段階である慢性低Na血症モデルマウスの作製に成功し、論文発表を行った。これを用いて、慢性低Na血症が神経症状を生じることを明らかにした。今後、このマウスを用いて慢性低Na血症による神経症状のメカニズムの解明を計画している。さらに、これを基にした治療法の開発も予定しており、これにより慢性低Na血症患者のquality of lifeの向上に寄与すると考えられる。また、学術的にも、いまだ全貌が明らかになっていない、神経組織の浸透圧受容のメカニズム、細胞体積調節のメカニズムおよびそれによる神経機能の変化のメカニズムの解明につながるものと考えられる。
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