研究課題
若手研究
本研究で計画している主な研究項目は、マウス創傷治癒モデルにおけるヒアルロン酸合成酵素、分解酵素の発現の解析、角化細胞などにおけるヒアルロン酸合成酵素、分解酵素の発現調節およびこれらによる創傷治癒に必須な分子調節の解明、ヒアルロニダーゼ1過剰発現マウスを用いた創傷治癒過程の検討でありヒアルロン酸をターゲットとした新規治療法へ展開するための基盤研究とする。今回、創傷形成時におこるヒアルロン酸分解は DAMPであり、免疫賦活化に関与しているという仮説のもと、皮膚に多量に存在するヒアルロン酸の分解が創傷治癒における炎症、とくにマクロファージやケラチノサイト に与える影響について研究を行う。