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ヒト外胚葉性間葉系幹細胞による高効率ケラチノサイトへの分化誘導系の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19K17798
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

山西 絢子  大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座助教 (40751201)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード間葉系幹細胞 / 表皮水疱症 / 再生医療 / single-cell RNA-seq / ヒトiPS細胞 / ケラチノサイト / single cell RNA-seq / 外胚葉性間葉系幹細胞 / Single cell RNA-seq
研究開始時の研究の概要

ヒト間葉系幹細からケラチノサイトへの分化誘導効率は低く、その高効率誘導法の確立は表皮再生医療確立のために必須である。申請者らは表皮水疱症の表皮再生メカニズムを解析するなかで、マウスにおいて外胚葉性間葉系幹細胞がケラチノサイトへ高い分化能を有することを発見した。しかし現在、ヒト外胚葉性間葉系幹細胞を特異的に採取、培養する手段はない。そこで本研究では、ヒトiPS細胞から誘導した外胚葉性間葉系幹細胞を用いて、そのケラチノサイトへの分化能を検討する。分化させた細胞の遺伝子発現をシングルセルレベルで詳細に解析することで、 高効率ケラチノサイト分化誘導系を確立し、表皮再生医療の新しい治療法開発を目指す。

研究成果の概要

ヒト間葉系幹細からケラチノサイトへの分化誘導効率は低く、その高効率誘導法の確立は表皮再生医療のために必須である。申請者らは、栄養障害型表皮水疱症の表皮再生メカニズムについて解析するなかで、マウスにおいて骨髄由来の末梢循環間葉系幹細胞は、ケラチノサイトへ高い分化能を有す外胚葉性間葉系幹細胞であることを発見した。本研究では、ヒトiPS細胞から誘導した外胚葉性間葉系幹細胞を用いて、そのケラチノサイトへの分化能を検討した。分化させた細胞をsingle-cell RNA-seqにより網羅的に解析した結果、ヒトiPS細胞から外胚葉性間葉系幹細胞を介した、ケラチノサイトへの高効率分化誘導系の確立に成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

多分化能を有する間葉系幹細胞は、再生医療の細胞ソースとして国内外で積極的に研究されている。皮膚再生医療では、表皮と真皮の両組織分化能をもつ間葉系幹細胞の臨床応用への期待が高まっている。本研究は、単一細胞網羅的遺伝子発現解析を用いて、これまで全く研究されてこなかったヒト外胚葉性間葉系幹細胞からケラチノサイトへの分化細胞系譜を明らにする。この知見は、間葉系幹細胞の表皮再生メカニズムの解明につながると同時に、表皮水疱症をはじめとする表皮再生医療の新規治療法を提供することができるため、基礎・臨床両側面から分野を推し進める非常に独創的で、価値のある研究である。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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