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尿中薬剤耐性菌の迅速遺伝子検査法の開発と検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K17923
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

松村 康史  京都大学, 医学研究科, 准教授 (80726828)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード薬剤耐性菌 / 迅速診断 / ESBL / Rapid diagnostics / 迅速検査 / 迅速遺伝子検査 / 薬剤耐性 / 大腸菌 / キノロン耐性
研究開始時の研究の概要

尿路感染症は、ヒトの細菌感染症として頻度が高いが、この主要な原因菌である大腸菌に対する治療薬であるフルオロキノロンと第3世代セファロスポリンへの耐性菌が急増している。しかし、これら耐性菌をその場で検査し判定する迅速診断法が存在しない。本研究では、臨床現場で簡便に実施可能かつ精度の高い、尿検体中のフルオロキノロン耐性大腸菌および第3世代セファロスポリン耐性菌の迅速遺伝子検査法を開発し、実際の臨床現場での性能を確認することを目的とする。

研究成果の概要

ESBL産生菌と呼ばれる薬剤耐性菌の蔓延により、尿路感染症の主要な原因菌に対する主要な治療薬である第3世代セファロスポリンの効果が見込めなくなっている。しかし、これら耐性菌感染症の迅速診断法が存在しない。本研究では、臨床現場で簡便に安価で実施可能かつ高精度な尿中ESBL産生菌の迅速遺伝子検査法を開発した。実際の尿272検体を用いた検討で感度96%、特異度100%と高精度であることが証明された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本検査法の臨床での使用により、迅速・高精度・簡便・安価に検査室や臨床現場において、1時間以内に薬剤耐性菌感染症の有無の判定が可能となる。これにより、尿路感染症の治療において、薬剤耐性菌に対する早期の適切な治療と感受性菌であった場合双方において適切な抗菌薬選択が可能となり、患者の疾患治療成績の向上および、抗菌薬適正使用を通じた薬剤耐性菌の抑制に貢献できる見込みである。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] LAMP法を用いた尿検体からのESBL産生菌迅速直接検出法の臨床性能評価2022

    • 著者名/発表者名
      松村康史、篠原浩、土戸康弘、湯川理己、野口太郎、山本正樹、長尾美紀
    • 学会等名
      第96回日本感染症学会総会・学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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