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ポータブルDirect RNAシーケンスによる小児呼吸器感染症の迅速診断系の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K17935
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

今井 一男  埼玉医科大学, 医学部, 非常勤講師 (10816606)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード次世代シーケンサー / 呼吸器感染症 / ウイルス / メタゲノム解析 / MinION / ナノポア型シーケンサー / 呼吸器ウイルス / メタゲノム / ポータブルシーケンサー / 遺伝子診断法開発 / メタゲノム診断法
研究開始時の研究の概要

小児呼吸器感染症の早期診断・早期治療のために、安価・簡便かつ網羅的なウイルス感染症に対する診断技術の開発が急務である。本研究では、持ち運び可能な次世代シーケンサーを用いて、日常臨床に応用可能なポータブルタイプの網羅的ウイルス診断技術の開発を行い、小児患者から採取した咽頭由来検体を用いて、その臨床的有用性を評価することを目的とする。

研究成果の概要

本研究は、安価なナノポア・シーケンサーであるFlongleを活用した小児及び成人の呼吸器ウイルスのメタゲノム診断技術の開発及び検証を目指し、実施した。呼吸器ウイルスに感染した患者から採取した臨床検体よりRNAを抽出・精製した後、2本鎖DNAを合成・増幅し、Flongleによるナノポア・シーケンスを行った。得られたデータをコンピューター解析することで、網羅的に呼吸器ウイルスを診断し、ウイルスゲノム解析が可能な方法を確立した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は、呼吸器ウイルスの診断とウイルスゲノム解析に活用できる検査法に留まらず、様々なウイルス感染症診断に展開できるウイルス同定技術へと発展できる可能性がある。この成果により、これまで診断が困難であったウイルス感染症を安価かつ簡便に同定することができ、診断および実際の治療に役立つ可能性があることに加え、病態に関連する可能性のあるウイルスゲノム解析を行えるツールとなり得ることに意義がある。併せて、新興感染症としてパンデミックを起こした新型コロナウイルス感染症の新たな診断法としても、国内の感染症対策に寄与する可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ポータブルシーケンサーFlongleを用いた呼吸器ウイルス感染症の診断法に関する研究2021

    • 著者名/発表者名
      今井一男
    • 学会等名
      第95回日本感染症学会学術講演会/第69回日本化学療法学会総会 合同学会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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