研究課題/領域番号 |
19K17946
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター (2020) 国立感染症研究所 (2019) |
研究代表者 |
橋 香奈 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 研究員(移行) (70803683)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ノロウイルス / 抗体 / オルガノイド / ヒト腸オルガイド / ワクチン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、ヒトに感染する様々な種類のノロウイルスに対して効果のある(交叉反応性のある)ワクチンの開発に貢献することを目的としている。 具体的には、ワクチンの要となる抗体がどのようにして交叉反応性をもつかを抗原(病原体)認識部位の特性に着目して調べること、また、ヒト由来の材料を使った試験管内での実験によってノロウイルス感染に対する防御効果を効率的に評価することができる実験系を新たに構築することで、探索した抗体が実際にウイルス感染を防御できるか調べることが主な内容である。
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研究実績の概要 |
ノロウイルス感染により誘導される抗体はワクチン様の免疫を行った際に比べ、性質的にも、量的にも異なることが発見された。これは世界に先駆けた新しい知見である。 本研究成果がまとまったため国際誌への発表を試みたが、査読の結果rejectになった。そのときに査読者の方々からいただいたコメントをもとに、追加実験を行って、現在再度の投稿を行っている途中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
国際誌への掲載というゴールへむけて現在、近付いていると感じている。 前回投稿したときの査読結果から、ウィークポイントであった in vitroにおける抗ノロウイルス抗体の中和活性について、データが少なかったためそこを補強して再提出中である。
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今後の研究の推進方策 |
国際誌に報告して、一旦この研究は終えるが、他のウイルス感染についても同じことが言えるか、あるいはこの研究成果を用いて得られた中和抗体の性質、形状等を解析することでノロウイルスワクチンの開発へ寄与できるのであれば引き続き研究を進めていきたい。
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