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微小乳頭癌の悪性を規定する因子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 19K18027
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関鳥取大学

研究代表者

野坂 加苗  鳥取大学, 医学部, 講師 (00761438)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード微小乳頭癌 / micropapillary carcinoma / 乳癌 / トランスクリプトーム / 乳腺微小乳頭癌
研究開始時の研究の概要

この研究は,前述の「MPCはエピジェネティックな変化に伴う,あるいは環境への適応の結果としての一過性の病態であり,生存能力及び浸潤転移に特化した細胞が集団発生したものである」との仮説を前提に,各種の癌腫における予後不良因子であることで知られるmicropapillary carcinoma (MPC)あるいはmicropapillary patternについて,MPCに悪性度をもたらしている条件を追求し,条件の操作によってMPCの悪性度をコントロールする方法を確立し,効果的な癌治療戦略に繋げることを目的とする。

研究成果の概要

微小乳頭癌に特異的に発現している遺伝子を探るため,核酸の変性が少ないと思われる2017年以降の当院手術症例の中から乳腺の微小乳頭癌 (MPC) および数をマッチさせた非微小乳頭癌 (乳癌)のコントロール群を選び出して検討した。最終的にMPC, コントロール群それぞれ6症例, 合計12検体で検討を行った。それぞれの癌巣を含むパラフィン包埋標本;FFPEからレーザーマイクロダイセクションを用いて目的の癌巣のみを合計1億μm^2となるよう切り出し, 組織片から核酸を抽出した。核酸は抽出後, 順次山口大学の遺伝子実験施設に送り, SAGE法にて解析され, 全ての検体は解析に成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回は健康上の問題が複数発生する等の障害があり, 山口大学での解析後の包括的なデータ解析が行えなかった。しかし今後体調の回復を待って解析を続ける予定であり, 得られたデータはおそらくは遺伝子の発現異常や遺伝子自体の変異のみならず, 腫瘍が環境への適応を示す結果としての悪性化という新たなルートを指し示すものになってくれると期待している。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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