研究課題/領域番号 |
19K18056
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
岩橋 衆一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 徳島大学専門研究員 (30531751)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | インスリン分泌細胞 / 細胞極性 / 細胞分化誘導 / 脂肪由来幹細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
細胞における極性は正常な組織発生や生理機能に必須であり、Insulin producing cell (IPC) の培養法として確立されている三次元培養においても、細胞極性が分化誘導に重要であると考えられている。しかしながら、そのメカニズムは依然不明な点が多く、さらに効率的な分化のための培養法の確立が期待される。本研究では、細胞極性維持に着目し、MSCからIPCへ効率的な分化のための培養法を確立することを目的とする。
|
研究成果の概要 |
電気刺激が細胞接着を強化し、細胞内シグナル伝達の活性化をすることにより、間葉系幹細胞(MSC)からインスリン産生細胞(IPC)への分化誘導が効率的に行われ、細胞機能の強化が図れると考えた。文献で既に報告されている条件の100Hz,200mVの電流を72時間刺激し、IPCの成熟度を検討したが生細胞数が減少し、1V/cm、0.1ms、55ppsのより微弱な条件に変更したが、細胞に過度のストレス負荷がみられ、IPCの効率的な分化誘導促進は認められなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究代表者はこれまでに間葉系幹細胞(MSC)から膵β細胞様の機能を持つInsulin producing cell(IPC)への分化誘導実験に着手し、Histone deacetylase inhibitorを添加した2 step protocolを確立している。一方で電気刺激が細胞に与える影響として抗細胞死効果や、他細胞への分化が起こることが報告されている。電気刺激の適切な条件を同定することにより、胚葉転換のメカニズム解明やIPCへの効率的な分化誘導が可能となり得ると考えられる。
|