研究課題/領域番号 |
19K18136
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
野口 玲 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 特任研究員 (30779682)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 腹膜偽粘液腫 / 患者由来がんモデル / セルソーター / 無血清培地 / RNA-Seq / 患者由来モデル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、希少がんである腹膜偽粘液腫に対する奏効性を有する抗がん剤を見つけることである。腹膜偽粘液腫は、標準治療はなく、外科的治療による原発巣の切除と粘液物質の除去およびマイトマイシンCの腹腔内灌流化学療法が効果的とされている。しかし,腫瘍の完全切除は困難で,数年の経過で約40%が再発を繰り返す。希少であること、細胞株や実験動物などのモデル系がないため、基礎研究や前臨床試験を行うことが難しい。そのために、治療開発が停滞している。 本研究は、既存薬剤の中から奏効性を有する抗がん剤を見つける「既存薬の適応拡大」を行う。「ゲノム解析」と「患者由来がんモデルを用いたスクリーニング」の2つを用いる。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、希少がんである腹膜偽粘液腫に対する奏効性を有する抗がん剤を見つけることである。腹膜偽粘液腫は、標準治療はなく、外科的治療による原発巣の切除と粘液物質の除去およびマイトマイシンCの腹腔内灌流化学療法が効果的とされている。しかし,腫瘍の完全切除は困難で,数年の経過で約40%が再発を繰り返す。細胞株や実験動物などのモデル系がないため、基礎研究や前臨床試験を行うことが難しい。本研究は、患者由来がんモデルを作製し、それを薬剤スクリーニングを行い、既存薬の適応拡大を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
100万人に1人の割合で発症する希少がんである腹膜偽粘液腫は研究に用いることのできるモデル生物がない。そのため、治療法開発が進まず、既存の治療法で治療を行っている。本研究で腹膜偽粘液腫のの患者由来がんモデルを作製し、それを用いて、薬剤標的および薬剤を同定することで、腹膜偽粘液腫の治療に前臨床段階にて貢献することができる。
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