研究課題/領域番号 |
19K18184
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
衛藤 弘城 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (70637157)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | Diamond-like carbon / 血液適合性 / 人工弁 / カルボキシル基 / 生体模倣 / 親水性 / ゼータポテンシャル / Diamond-like Carbon / 血小板付着 / タンパク付着 / 拍動流 / ゼータ電位 / 官能基 / Dimond-like carbon / タンパク吸着 / 機械弁 / Diamond-like-carbon / 血栓予防 / ブタ / 心臓弁膜症 / コーティング / 心臓機械弁 / 大動脈弁 / 心臓手術 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、DLCコーティング心臓機械弁がワーファリンなしで機能可能かを調査します。平成31年度は、本開発にもっとも有効なDLCを選別します。DLCコーティングは、岡山理科大学中谷教授に行って頂きます。平成32年度~平成34年度には長期生存実験でのDLCコーティング機械弁の効果判定を行います。ブタに大動脈弁置換術を行い、ワーファリンなしで長期生存可能かを調査します。
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研究成果の概要 |
DLCをSJM機械弁の弁葉に立体的にコーティングすることに成功した。血小板吸着試験、フィブリノーゲン、アルブミン吸着試験を繰り返したが、DLCで血小板付着は明確に低下、アルブミン吸着は明確に上昇。フィブリノーゲン吸着は当初、吸着が減るのではないかと思われたが、実験を繰り返し吸着は増加すると結論づけた。フィブリノーゲン吸着増加は血液適合性低下を意味するため、現在DLCを改良中である。また、施設の都合で人工心肺技師の協力が得られなくなり、In-Vitroでの評価系を構築し、そのための装置を開発した。現在のDLCの血液適合性については全血接触を含めた包括的な評価を行いSci Repに採択された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の育成するDLCの特性があきらかになった。DLCは炭素結合の種類の比率、水素含量、原子の密度でかなり性質が異なる事が明らかになった。我々のDLCはこれまでにない、柔らかく、樹脂に適したDLCであることが分かった。酸素含量の調整による、親水性、ゼータポテンシャルの変化のデータを取得できた。また、血液適合性については当初の予想通りの圧倒的な血液適合性は得られなかったが、本研究と他の研究で得られた知見をまとめて、Scientific Reportに論文を提出、現在2度目のReviseを行い結果待ちである。また、人工弁のIn-Vitro評価装置を開発し、次のステップに繋げることが可能となった。
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