研究課題/領域番号 |
19K18194
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 栄作 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (40647020)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 腸内細菌 / 腹部大動脈瘤 / 腸内細菌叢 / B. adolescentis / 動脈硬化 / 血管内皮機能 |
研究開始時の研究の概要 |
今回、大動脈瘤における動脈硬化進行度の違いについて腸内細菌叢がどのように関わっているかという問いに対して、本研究により大動脈瘤における腸内細菌叢との関連を明らかにし、動脈硬化進行度と腸内細菌叢の関わりについて検討したい。そして、将来的に「胃癌に対するピロリ菌除菌療法」のように、大動脈瘤に対する“ピロリ菌”(寄与因子)を見出したいと考えている。
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研究成果の概要 |
腹部大動脈瘤患者、健常コントロールについて糞便の16SrRNA解析結果を行った。大動脈瘤患者の糞便において、Bifidobacterium adolescentisが低下していた(Biosci Microbiota Food Health. 2023;42(1):81-86.)。この結果からは因果関係について確認できなかったが、腹部大動脈瘤の病態に腸内細菌が関連している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腹部大動脈瘤(AAA)は致命的な疾患だが、治療法は薬物療法はなく手術しかなかった。今回の研究からAAAに特徴的な腸内細菌を認め、AAAの病態に腸内細菌が関連している可能性が示された。本研究結果は将来の腸内細菌製剤の可能性を示唆するものと考えられた。
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