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急性期疼痛時の脊髄におけるnNOSとCOX-2の関連性

研究課題

研究課題/領域番号 19K18238
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

大西 毅  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (60804573)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード一酸化窒素 / 神経障害性疼痛 / 伝導遮断 / 光学イメージング / 炎症性物質
研究開始時の研究の概要

神経障害性疼痛は、末梢の神経損傷や機能異常が起こってから一定の期間を経て形成されることが分かっているが、超急性期にどのような変化が生じるのか未解明な点が多い。申請者は先行研究で、末梢の虚血性変化に対して、その直後より脊髄で一酸化窒素が形成され、神経活動増強に関連することを発見した。今回、その早期の変化が疼痛形成へと流れる機序の一端を解明し、将来的な神経障害性疼痛の治療につながることを期待して、本研究を遂行していく予定である。

研究成果の概要

本研究は,神経障害性疼痛など慢性的な疼痛に移行する初期段階の解明を目的に,1.最適な疼痛モデルマウスの確立 2.神経型一酸化窒素合成酵素(nNOS)と関連して初期段階の疼痛を誘発する物質の発見 を目指して実験を行った.
本実験系に最適なモデルマウスについて,刺激に対して緑色の蛍光を発するGCaMPマウスの安定的な入手が可能となったため,自然条件下や疼痛条件下における反応強度の違いについて多角的に検証している.期間中は様々な制約があり原因物質の同定など当初の予定通りに実験を遂行できていない状況であるが,成果を発信すべく現在も実験を行っている.

研究成果の学術的意義や社会的意義

神経障害性疼痛はその発症機序について未解明な点が多く,また慢性的かつ難治性の疼痛の遷延によって患者の生活水準を著しく損なう.治療は対症療法が主体でその効果には個人差が大きい.本研究では伝導遮断直後の初期段階に着目し,その作用機序や疼痛に関与する物質を検証することで今後の治療における新たな創薬のターゲット確立につながることや,早期からの介入による新たな治療フェーズを設けられることによって神経障害性疼痛の慢性化への移行を阻止できる可能性が本疾患に困る患者の軽減や医療費削減などの社会的意義に繋がると考えている.

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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