研究課題/領域番号 |
19K18245
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
箕田 直治 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 徳島大学専門研究員 (30710644)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | POCD / 酸化ストレス |
研究開始時の研究の概要 |
術後認知機能障害(POCD)は麻酔・手術後に発生する認知機能低下で、特に高齢者に多く発生し長期的な生活の質の低下、就労困難、死亡率増加につながるため重要視されている。POCDの病態機序として脳内炎症が注目されているが、酸化ストレスは脳内炎症を増悪させる。本研究では、酸化ストレスの程度を簡単な血液検査で測定しPOCD発症を予見できないか、また酸化ストレスを軽減する薬剤を投与することで発症を予防できないかを調査する。
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研究成果の概要 |
本研究では、全身麻酔を受ける患者で周術期の酸化ストレスを血液検査で定量評価し、術後認知機能障害(POCD)発症との関連性を明らかにすること、また酸化ストレスを軽減する薬剤による発症予防効果を調査することを目的とした。 酸化ストレスの測定値とPOCD発症との関連を確認することはできなかった。また、抗酸化物質の発症予防効果についての調査には至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
POCD発症の独立危険因子として酸化ストレスという新しいアプローチを開拓できたことは今後の発症予測・予防研究に一つの可能性を残すことができたと考えている。
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