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がん性疼痛モデルにおけるキマーゼ阻害薬による鎮痛効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K18283
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関大阪医科薬科大学

研究代表者

北埜 学  大阪医科薬科大学, 医学部, 助教 (10838296)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードキマーゼ / 癌性痛 / がん性疼痛
研究開始時の研究の概要

悪性腫瘍は血管新生、組織線維化を促進し、各臓器に転移する。骨に転移すると疼痛コントロールが困難となることがある。我々の研究室では、かねてよりマウスを用いた難治性疼痛のメカニズムの解明に努めてきた。研究協力者の髙井真司(大阪医科大学大学院創薬医学教室教授)は、キマーゼが血管新生、組織線維化に作用することを報告した。本研究では、マウスがん性疼痛モデルを作成し、キマーゼ阻害薬であるTY51469を用いて疼痛効果の検証を行うことを目的とする。本研究の成果により、がん患者に対する新たな治療法への開発と、がん性疼痛の発生機序解明を目指し、がん患者のQOLの向上につながることに期待したい。

研究成果の概要

現在、日本における死因の1位は悪性腫瘍である。多くのがん患者は痛みを経験するため、がん性疼痛コントロールはQOLの向上につながる。がんはしばしば骨転移し、局所に炎症を惹起させる。骨転移による痛みは侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛が複雑に関わるため、疼痛コントロールは困難と考えられている。キマーゼは心血管、各臓器の線維化に関する研究が進められているが、痛みに関しての報告はない。
本研究では、マウスがん性疼痛モデルを作成し、キマーゼ阻害薬であるTY51469を用いて疼痛効果の検証を行ったが、鎮痛効果は得られなかった。生存率を経日追跡したが、TY51469による生存率への影響を示すことができなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

キマーゼががん性疼痛に作用するか検証を行うことで、がん性疼痛発現機序の解明につながり、がん患者のQOLの向上につながることに期待できる。
しかし、本研究ではキマーゼ阻害薬による鎮痛効果を検証することができず、がん性疼痛機序解明にはつながらなかった。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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