研究課題/領域番号 |
19K18286
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
折原 雅紀 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (10795272)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 周術期管理学 / 周術期アナフィラキシー / 好塩基球活性化試験 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らは、周術期にアナフィラキシー症状が出現した患者に好塩基球活性化試験(BAT: basophil activation test)を行い、その有用性について報告してきた。本研究では、① BAT用に採取した血液検体の保管時間や温度が結果に与える影響、②周術期アナフィラキシ ーの発生メカニズムを調べる。この研究により、BATに用いる検体の取り扱い方法を最適化 できるため、診断精度の向上が期待できる。さらに、アナフィラキシーの発症プロセスにお けるIgE関与の有無を調べることで、特異的IgE抗体測定による原因薬同定の可否が判明する。
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研究成果の概要 |
好塩基球刺激試験(BAT)用に採取した血液検体の保管時間や温度が結果に与える影響と周術期アナフィラキシーの発生メカニズムを調べた。 血液検体の保管時間が長い程、血液検体の保管温度が高い程好塩基球活性化率は低下する可能性が示唆された。 また、BATを行う際にIgEを介する反応を選択的に抑制する効果のあるwortmanninを用いることで、幾つかの原因薬剤において、発生メカニズムにIgEが介在している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
好塩基球刺激試験(BAT)に用いる検体の取り扱い方法を最適化できれば、診断精度の向上が期待できる。さらに、アナフィラキシーの発症プロセスにおけるIgE関与の有無を調べることで、特異的IgE抗体測定による原因薬同定の可否が判明する。BATや特異的IgE抗体測定といった、in vitroの検査の診断精度を高めることで、患者を危険に曝すことなくアナフィラキシーの原因薬同定が可能となる。
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