研究課題/領域番号 |
19K18328
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
横山 陽香 (井上陽香 / 井上 陽香) 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (30452866)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 敗血症性ショック / 腸管血流 / 小腸粘膜細胞傷害 / 末梢循環 / 微小循環 / 血管収縮薬 / 敗血症 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、動物実験では舌下粘膜血流が腸管粘膜血流と相関があることが報告され、腸管粘膜血流の代用モニタリングとなりうる可能性が示唆されているが、体表の末梢循環と臓器血流との関連についてはほとんど知られていない。本研究では、ブタ敗血症モデルにおいて体表血流を測定するレーザー血流計および微小循環評価としてorthogonal polarization spectroscopy(OPS)を使用して末梢循環と舌下および腸管粘膜血流の連動性を明らかにし、体表末梢循環の評価が腸管血流の代用モニタリングとして適切であるかについて検証する。
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研究成果の概要 |
敗血症性ショックに伴う腸管粘膜血流傷害は、bacterial translocationを惹起し二次性の敗血症を来し病態増悪の一因と言われており、生命予後に関わる要因として注目されている。本研究では、敗血症性ショック患者においてICU入室時の小腸粘膜細胞傷害の併発は、循環作動薬および鎮痛薬との関連は明らかではないが、早期の過剰な正の体液バランスと関連していた。敗血症性ショックの初期輸液量が増大する一因として腸管粘膜傷害が生じている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
敗血症性ショックにおける救命率改善のためには、ガイドラインに基づいた敗血症診療のみならず、微小循環障害、特に腸管粘膜傷害によって生じる二次性の敗血症を契機とした多臓器不全への伸展を阻止することが重要である。本研究では、早期の過剰な体液バランスは小腸粘膜細胞傷害の併発と関連していた。敗血症性ショックにおいて早期に大量の輸液負荷を必要とする場合には、腸管血流を維持する管理を行うことが予後改善へつながる可能性が示唆された。
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