研究課題/領域番号 |
19K18349
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
鈴木 圭 三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (40585171)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 感染症 / 集中治療 / 新型コロナウイルス感染症 / 敗血症 / 地域ネットワーク / COVID-19 / 標準モデル / ネットワーク構築 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、1)地域における敗血症診療の実態を明らかとし、2)この結果に基づき教育ツール・診療支援モジュール開発など地域での敗血症診療支援を行い、3)最終的に地域特性を加味した敗血症診療ネットワークを樹立し、敗血症診療の質を向上させることを目的としている。本研究は、これまでに解明されていなかった地域における敗血症診療の問題点を浮き彫りにするのみならず、敗血症診療の質向上のための一手法となり、新たなエビデンス発信に至るものと考えられる。
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研究成果の概要 |
本研究は、地域での敗血症診療の問題点を明らかとし、地域における敗血症診療体制を樹立することで、感染症診療の質を向上させることを目的とした。研究途中で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が集中治療室における感染症診療のメインとなったため、地域に見合ったCOVID-19治療を支援するために、COVID-19の疫学情報を集積・検討を行った。この結果を踏まえて、治療プロトコルを作成し、地域の施設に提供した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、国際的ガイドラインの整備がすすみ、机上では標準的な敗血症治療が展開できる準備が整いつつある。 しかし現実に目を向けると、集中治療室には限りがあり、そもそも地域においては集中治療医は不足している。本研究期間中に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が全世界的な公衆衛生上の問題となったが、プライマリケアや地域の救急を担っている中・小規模病院では、集中治療が十分に提供できていないことが明らかとなった。今後、感染症診療に長けた集中治療医を効率的に育成する必要性が示唆されるものであった。
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