研究課題
若手研究
脳梗塞は日本人の死亡原因の中でも発症頻度が高く、後遺症に悩む人が多い疾患の 一つです。脳梗塞の患者数は増加の一途を辿っているのにもかかわらず、脳梗塞の根本的な成因はいまだ不明な点が多く残されています。私たちはこれまでで生体内で重要な役割を果たすガス状メディエーターの一酸化窒素に着目し研究を行ってきました。一酸化窒素は虚血性脳疾患における細胞死や再灌流障害への関与が報告されていますが、メカニズム等はいまだ不明な点が多く残されています。一酸化窒素が脳梗塞巣へ与える影響に関して未だ不明な点を明らかにすることで、脳梗塞発症の予防法や予後を改善する方法の開発につながる可能性が期待されます。