研究課題/領域番号 |
19K18451
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
王 耀東 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座講師 (40754437)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 大腿骨骨折 / 非定型大腿骨骨折 / 生体力学解析 / 病理組織学的解析 / 多施設研究 |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者はCT有限要素解析を用いた先行研究で、生体力学的な観点から、大腿骨弯曲変形による過剰ストレスで骨幹部中央に非定型大腿骨骨折が発症しうることを証明し報告すると同時に、骨幹部近位の転子下領域に発症する典型的な非定型大腿骨骨折と区別する新しい概念を報告した。 本研究では多施設共同研究で非定型大腿骨骨折患者を集積し、発症部位別に患者を分類し、生体力学解析と病理組織学的解析を行う。サブタイプ別に発症要因を同定することで弯曲型非定型大腿骨骨折の診断基準を確立され、病態に即した治療法の提供が可能となることから、臨床的意義の大きい研究と考える。
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研究成果の概要 |
本研究では多施設共同前向き臨床研究で非定型大腿骨骨折の発症高位別特徴を多角的に検証した。CT有限要素法を用いた生体力学解析により力学的発症メカニズムと骨強度を定量評価し、骨折部の病理組織解析により骨折治癒過程の生物学的活性を分析することで、非定型大腿骨骨折をサブタイプ別に分類する新しい概念を世界で初めて報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、非定型大腿骨骨折をサブタイプ別に分類する新しい概念を世界で初めて報告した。本研究を発展させ、非定型大腿骨骨折の基礎病態別に症例を分類し解析を行うことで、サブタイプ別に発症要因を同定し診断基準を確立することが期待される。さらにその臨床的意義を検証し、病態に即したた内科的・外科的治療法をサブタイプ別に提唱することが可能となることから、臨床的意義が非常に大きい研究と考える。
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