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ES細胞より分化誘導した知覚神経前駆細胞を用いた慢性疼痛の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K18479
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関藤田医科大学

研究代表者

古井 豊士  藤田医科大学, 医学部, 助教 (30770705)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード疼痛 / 幹細胞 / 知覚神経 / 慢性疼痛 / ES細胞 / 再生医療
研究開始時の研究の概要

我が国の疫学調査によると、20才以上の成人のうちの39.3%が慢性疼痛に罹患していることが明らかになっている。従って慢性疼痛は本邦の国民病であると言える状況にある。慢性疼痛の病態機構を解明する為に、初代培養知覚神経細胞を使用することは極めて有用と考えられるが、採取量が制限されるためあまり普及していない。もし胚性幹細胞(= ES細胞)や人工多能性幹細胞(= iPS細胞)から知覚神経細胞へ100%分化誘導ができれば、均一な知覚神経細胞を十分量確保することが可能となる。そこで本研究では、ES細胞やiPS細胞からの知覚神経細胞への分化誘導法の確立と、慢性疼痛の病態機構の解明を目的とする。

研究成果の概要

我が国における慢性疼痛に罹患している割合は成人ではほぼ4割に達している。慢性疼痛の起こる仕組みには不明な点が多く、治療方法の確立は重要な課題である。慢性疼痛の解析には、痛みを伝達する知覚神経細胞の使用が欠かせない。そこで本研究ではES細胞から知覚神経細胞を効率よく分化誘導し、且つ近く新家細胞のみを集める系の開発に取り組んだ。知覚神経細胞特有の遺伝子が発現すると蛍光タンパクも同時に発現するようなES細胞を作出し、蛍光を指標にして知覚神経前駆細胞を選択的に得る系を開発した。また、ES細胞から知覚神経細胞を効率よく分化させる条件を探索した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

慢性疼痛の罹患率はほぼ4割に達しており、程度の差こそあれ、相当数の成人が慢性疼痛に悩まされていることになる。慢性疼痛がひどい場合には、日常生活にも支障を来すこととなる。本研究は、慢性疼痛の起こる仕組みを研究するに当たっては、痛みを伝達する知覚神経細胞が比較的容易且つ大量に入手できる技術が有用である。そのような基礎となる技術の開発を目的として、本研究を行った。ES細胞が知覚神経前駆細胞に分化すると蛍光タンパク質により光を発するようにすることで、慢性疼痛の仕組みの理解と治療法の開発に資することとなった。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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