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腰部脊柱管狭窄症における肥厚した黄色靭帯の組織構造を画像化する新規診断装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K18485
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関東北大学

研究代表者

矢部 裕  東北大学, 医学系研究科, 講師 (00803016)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード腰部脊柱管狭窄症 / 黄色靭帯 / 肥厚 / 画像化 / 超音波顕微鏡 / 光音響顕微鏡 / 光音響
研究開始時の研究の概要

高解像度で三次元弾性イメージングが可能な装置である三次元高周波超音波顕微鏡装置を黄色靭帯の観察用に改良を加え、組織の超音波特性と組織像との比較検討を行い、黄色靭帯組織の弾性の画像化とともに弾性の低下に関わる因子を同定する。また光音響現象を利用し組織に特異的なイメージングが可能な装置である光音響顕微鏡装置を黄色靭帯の観察用に改良を加え、組織の光音響特性と組織像との比較検討を行い、弾性の低下に関わる因子の画像化を検討する。

研究成果の概要

腰部脊柱管狭窄症は高齢者に多い脊椎変性疾患であり、患者の生活の質を低下させ、要支援・要介護の要因ともなる。腰部脊柱管狭窄症の主要因は黄色靭帯の肥厚とされるが、その病態は未だ解明されておらず、肥厚に関わる因子の画像化もなされていない。本研究では網羅的な遺伝子・タンパク解析を行い、黄色靭帯肥厚に関わる因子を同定した。また超音波顕微鏡を使用し、肥厚した黄色靭帯の弾性の変化をとらえることに成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腰部脊柱管狭窄症の主要因とされる黄色靭帯肥厚の病態は未だ不明であり、肥厚に関わる因子の画像化もなされていない。病的な組織の画像化を行うことは、病変部位に選択的に治療を行う上で大きな意義がある。本研究では黄色靭帯肥厚に関わる因子を同定するとともに、病変部位の画像化の可能性を示した。画像化により薬物治療の効果判定や、選択的な手術治療など新たな治療法の開発につながることが期待される。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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