研究課題/領域番号 |
19K18512
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
平澤 敦彦 愛知医科大学, 医学部, 助教 (70632892)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | びまん性特発性骨増殖症 / 糖尿病 / 骨代謝 / 糖代謝 / 靱帯骨化 / 靭帯骨化 |
研究開始時の研究の概要 |
わが国は世界で最も高い高齢化率であり、その高齢者のQOLを著しく低下させる要因として骨粗鬆症や靭帯骨化症・びまん性特発性骨増殖症などの骨代謝異常がある。その有病率ならびに患者数は上昇傾向にある。同時ににQOLを低下させる動脈硬化性疾患の危険因子である糖尿病も同様の傾向がある。これらの病態は加齢による有病率増加を認めるが、過去の研究では、それぞれは独立したものではなく各病態の相互作用が示唆されている。しかし、いまだ明確な結論には至っておらず、本研究は骨代謝異常と糖代謝異常との相関を解明し、これにより双方の早期診断および介入の長期的有効性を確立し高齢年代におけるADL維持・QOL向上を目指す。
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研究成果の概要 |
①靭帯骨化症(DISH)に対する定量的で検者間誤差の少ない新しい診断基準の構築に関してデータベースは集積できCT3D解析ソフトも購入した。しかし、画像の3D解析には時間と労力を要する為、結果を導き出せる症例数に至らず解析を継続している。②糖代謝異常の存在が与える靭帯骨化伸展への影響の解明に関しては、データの収集方法が通常の臨床現場からであり靭帯骨化症患者は少数の為、データ集積を続けている。③靭帯骨化自然発生糖尿病モデルラットへのインスリン抵抗性改善薬の使用による靭帯骨化へのインスリンの関与の実験に関しては、研究資材および作業協力者の確保が困難な為、保留のままである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は整形外科領域に関わる骨代謝異常と糖代謝異常の双方の早期診断および介入の長期的有効性を確立し高齢年代におけるADL維持・QOL向上を目指して整形外科領域に関わる骨代謝異常と糖代謝異常との相関を解明する事を目的としているが、現段階では学術的意義や社会的意義を示せるまでの成果には至っていない。
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