研究課題/領域番号 |
19K18524
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
河野 佑二 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 非常勤講師 (10822562)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 半月板 / バイオメカニクス / Centralization法 |
研究開始時の研究の概要 |
半月板損傷や半月板切除などにより半月板逸脱が生じ、半月板逸脱は変形性膝関節症の原因となる。その治療法として我々は鏡視下Centralization法という手術手技を考案し、良好な術後臨床成績は得ている。しかしながら、その半月板機能におけるバイオメカニクスは十分わかっていないのが現状である。本研究の目的は、半月板逸脱に対するCentralization法に関して、半月板部分切除後の逸脱に対する効果や、深屈曲時の垂直負荷の影響などを、生体力学的側面から解析することである。本手技の有効性を明らかにし普及させることは変形性関節症の予防も期待され、創造性が高くかつ臨床上重要な研究であると考える。
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研究成果の概要 |
「半月板逸脱」に対する治療法としてわれわれの臨床グループは「Centralization法」という手術手技を考案し、良好な術後臨床成績は得ているが、その半月板機能における「バイオメカニクス」は十分わかっていない。 本研究では、新鮮凍結ブタ膝およびオリジナルの万能試験機を用いて、「半月板バイオメカニクス」の検討方法を確立させた。確立した半月板モデルおよび評価方法にて、膝屈曲角度を変えての検討を行い、「Centralization 法」の有効性を明らかにした。また半月板切除後の逸脱に対して臨床的に行っている関節包をアドバンスメントした「Centralization 法」の有効性も明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「変形性膝関節症」の原因となる「半月板逸脱」に対する治療法である「Centralization法」に関して、半月板部分切除後の逸脱に対する効果はどうか、深屈曲時の垂直負荷の影響はどうか、などの問いに日常臨床でしばしば直面するが、それらに応える半月板の「バイオメカニクス」は明らかにしていない。本研究では、それらに対する「Centralization法」の有効性を生体力学的側面から解析し明らかにした。本研究成果により「Centralization法」の普及による変形性膝関節症の予防も期待され、臨床上極めて重要である。
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