研究課題/領域番号 |
19K18564
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
福原 秀雄 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (20527600)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 膀胱癌 / プラズマ医療 / アポトーシス / 泌尿器科学関連 |
研究開始時の研究の概要 |
膀胱癌の患者は増加の一途をたどり、より低侵襲で安全な治療法の開発が求められている。この点で期待されているのが、低温大気圧プラズマを用いた低侵襲治療である。申請者らは、予備的な動物実験において、低温大気圧プラズマの直接的な照射により、生体内において様々な活性型ラジカルが誘導され、抗腫瘍効果を有する可能性を見出した。本研究では、 ①低温大気圧プラズマ直接照射による抗腫瘍効果の詳細な機序を解明する。さらに、 ②低温大気圧プラズマの直接的な照射の安全性について検討する。 以上により、膀胱癌に対する新規治療法を開発し、高齢化社会のニーズに応える。
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研究成果の概要 |
低温大気圧プラズマは、生体に対して照射部位に活性酸素窒素種 (RONS) を供給できるため、生体を対象とする様々な分野で応用され、プラズマ医療として注目を浴びている。研究代表者らは、動物実験において、低温大気圧プラズマの直接照射法が、活性型ラジカルによる抗腫瘍効果を有する事を見出した。IVIS spectrumの測定によりプラズマ照射部位に反応を認め、腫瘍巣内にROSを輸送および発生させることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プラズマ直接照射による治療メカニズムを解明する事で、癌細胞に対するより効果の高いプラズマ照射条件の最適化を計る事が可能となり、第4の癌治療法としての確立を目指す。
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