研究課題
若手研究
膀胱がんの大部分を占める筋層非浸潤膀胱がんは膀胱内再発の頻度が30-50%と高く、抗がん剤の膀胱内注入療法が広く行われている。私は転写因子NF-κBに着目し、正常尿路上皮よりも膀胱がんの組織で優位にNF-κBが発現していることを見出した。本研究では、NF-κB阻害薬による膀胱内注入療法が膀胱がんの再発、進展を抑制する機序を解明することで、筋層非浸潤膀胱がんの治療薬の開発につながることを期待する。