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前立腺癌オルガノイドを用いた癌幹細胞性転写超保存領域の探索と治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 19K18586
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

関野 陽平  広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (30837810)

研究期間 (年度) 2022-12-19 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード前立腺がん / オルガノイド / 転写超保存領域 / 前立腺癌 / 癌幹細胞
研究開始時の研究の概要

前立腺癌オルガノイドを用いて、癌幹細胞特異的T-UCRを同定し、前立腺癌における発現解析および生物学的機能解析を行う。[1]前立腺癌オルガノイドの樹立[2]癌幹細胞特異的T-UCRの同定[3]同定したT-UCRの発現・機能解析 ① 発現解析 ② 幹細胞性の解析 ③ micro RNAとのinteraction ④ 薬剤感受性との関連 ⑤ 関連する遺伝子の網羅的解析

研究実績の概要

前立腺癌からオルガノイドの樹立に成功し、樹立したオルガノイドを使用してRNAシークエンスを行い、転写超保存領域のUC.3+、UC.4+の発現が上昇していることを同定した。前立腺癌30サンプル、非癌部の10サンプルでUC3+、UC4+の発現解析を行うと前立腺癌で有意に上昇していた。前立腺癌細胞株(LNCaP, C4-2)を用いてUC.3+、UC.4+の強制発現株を作成した。また前立腺細胞株PC3に対してsiRNAを用いてノックダウンを行った。それぞれリアルタイムPCRでUC.3+、UC.4+の発現の亢進、減少を確認した。Uc4+の強制発現株で細胞増殖アッセイを行うと、コントロールと比較して細胞増殖が亢進した。また細胞遊走アッセイにおいてはコントロールと比較して遊走能が亢進した。Uc3+の強制発現株で細胞増殖アッセイを行うと、コントロールと比較して細胞増殖が亢進した。また細胞遊走アッセイにおいてはコントロールと比較して遊走能が亢進した。UC4+の増殖能、遊走能の亢進のメカニズムの解析目的に強制発現株を用いてRNAシークエンスを行ったところ、TGFβシグナリングが亢進していた。western blottingでリン酸化SMAD3の発現が亢進し、EMTマーカーもNカドヘリンの亢進、Eカドヘリンの減弱を認めた。UC4+の増殖能、遊走能の亢進のメカニズムの解析目的に強制発現株を用いてRNAシークエンスを行ったところ、MAPKのシグナリングの亢進を認め、western blottingでリン酸化AKTの亢進を認めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

前立腺癌オルガノイドの樹立に難渋したため、オルガノイド特異的な転写超保存領域の同定といった以降の研究にすすめなかった。また研究機関に海外留学となり、研究を中断したため。

今後の研究の推進方策

細胞株で得られた結果をマウスモデルで実証していく予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2021 実績報告書
  • 2019 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2019

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 2件)

  • [学会発表] オルガノイドを用いた前立腺研究2021

    • 著者名/発表者名
      関野 陽平
    • 学会等名
      第18回泌尿器科再建再生研究会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 前立腺癌オルガノイドを用いた癌幹細胞性―転写超保存領域の 探索と治療への応用2021

    • 著者名/発表者名
      関野 陽平
    • 学会等名
      第108回泌尿器科学会総会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] オルガノイドを用いた前立腺研究2019

    • 著者名/発表者名
      関野 陽平
    • 学会等名
      第35回前立腺シンポジウム
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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