研究課題/領域番号 |
19K18598
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
久冨木原 良平 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (40837027)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 腎がん / long non-coding RNA / lncRNA / 腎癌 / qHCR |
研究開始時の研究の概要 |
Long non-coding RNA (lncRNA)と癌の関連は様々な癌種で報告され始めているが、その機能解析は未だ不十分である。 今回我々は、分子標的療法が治療軸を担っている進行性腎がんに着目し、lncRNAとの関連を明らかにすべきと考えた。ハイスループットな新規RNA detection systemを用いて、腎がん組織におけるlncRNAの臨床的意義を検討し、さらに細胞内局在を定量的に可視化することでlncRNAの働きを解明する。
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研究成果の概要 |
2000年代に入ってたんぱく質をコードしないRNAがヒトゲノムの大部分を占めることがわかり、その中のlong non-coding RNA(lncRNA)で様々な癌種との関連が報告されている。今回新規RNA detection systemであるquantitative in situ hybridization chain reaction (qHCR)という手法を用いてlncRNAの同定を行った。従来より安価でハイスループットな研究が可能で、腎癌予後との関連も示すことが可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究期間中に16種類で108症例、計1728検体でqHCRに成功した。本研究の目的の一つであった従来のin-situ hybridization法と比較した低コスト化、またハイスループットな研究手法としての妥当性は証明されたものと考える。実際に腎癌予後との関連を示すこともできており、qHCRが今後のさらなるlncRNAの機能解析や疾患との関連についての検討に応用されることが期待される。
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