研究課題/領域番号 |
19K18642
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三宅 達也 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (00814766)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 慢性子宮内膜炎 / 着床 / 生殖医学 / 不妊症 / LPS / テロサイト / 着床障害 / UMP-1 / CD138 / Connexin43 / 反復着床不全 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国において加速度的に進行する少子・晩婚化は社会問題となっており、生殖補助医療 などの不妊治療による妊娠・分娩症例の数も増加傾向にある。妊娠成立には子宮の着床環境が非常に重要な因子であり、近年慢性子宮内膜炎の関与が注目されているが、その詳細なメカニズムは未だ明らかでない。我々は平滑筋収縮、免疫調節や子宮内膜脱落膜化に重要は役割を果たすテロサイトに着目した。慢性子宮内膜炎と子宮テロサイトの関与を検討した報告は未だない。本研究では、慢性子宮内膜炎における子宮テロサイトの発現・機能について検索し、今後の生殖医療への応用を目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では慢性子宮内膜炎モデルを新規作製し、子宮内膜炎が子宮内膜および子宮筋層に存在するテロサイトに及ぼす影響を検討することを目的とした。LPS子宮腔内投与により子宮内膜間質に形質細胞を誘導し、着床率・流産率などを検討した。本研究期間内に十分な結果を得ることができなかったため、現在も進行中であるが、近日中に結果が得られる予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「慢性的な」炎症による病的な状態が女性生殖器におけるテロサイトに与える影響に関する評価は未だ十分になされていない。これまでに慢性子宮内膜炎症例での子宮に存在するテロサイトの発現を確認した検討はなく、今回我々は子宮内膜炎が子宮に存在するテロサイトに及ぼす影響に関して検討することを目的とする。
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