研究課題/領域番号 |
19K18654
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 崇 東京女子医科大学, 医学部, 医療練士研修生 (70837210)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 子宮内膜細胞シート / 受精卵 / 着床 / 受精卵と子宮内膜の関係性 / 三次元子宮内膜組織 / コラーゲン・フィブリンゲル / 初期の浸潤過程 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では子宮内膜・受精卵の相互作用解明のための実験系の作成を目的とする。 3 週齢SDラットより子宮内膜上皮、間質細胞シートを回収し積層化することで正常子宮内膜様の三次元組織を構築する。受精卵の移植用に安定的に保持するため、接着用足場の作成を行う。コラーゲンとフィブリンを等量にして足場を作成し、細胞シートが安定するか確認する。作成した三次元子宮内膜組織に対して胚盤胞の移植を行う。受精卵をGATA3 、細胞シートをアクチンで染色し、共焦点レーザー顕微鏡で観察を行い、細胞シートと受精卵の関係性を確認する。
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研究実績の概要 |
生殖補助医療による出産数は、近年増加傾向にあるが、良好な受精卵を移植しても一定の確率で受精卵が子宮内膜に着床しないことが問題となっている。そのため、子宮内膜と受精卵との相互作用を明らかにすることが課題である。細胞シート工学は、細胞シートを積層させ厚みのある組織を作製可能な技術である。本研究では子宮内膜・受精卵の相互作用解明のための実験系の作成を目的とする。3週齢SDラットの子宮内膜細胞より子宮内膜上皮、間質細胞シートを回収し積層化することによって正常子宮内膜様の三次元組織を構築、その積層化した子宮内膜細胞シートに受精卵をのせることで、着床の経時的変化の観察できる可能性がある。また、着床した受精卵を含んだ子宮内膜細胞シートをラットの子宮に戻すことで妊娠が成立すれば、着床までの操作を体外で行えるモデル作製の第一歩と言える。生殖補助医療は、様々な不妊症の原因に対応するための様々な技術が開発されてきた。その方法として排卵誘発法や受精卵培養法が年々改善されているが、繰り返し体外受精等を行っても妊娠しない反復不成功が問題となっている。その原因は種々考えられるが、一つの原因として良好胚を移植しても着床しない着床障害が問題となっている。受精卵と子宮内膜の関係性に関しての基礎的研究は未だ不十分であり、着床のメカニズムはいまだ明確になっておらず、着床率向上のためにも子宮内膜と胚との相互作用を明らかにする必要がある。相互関係を明らかにすることも重要であるが、体外での着床が可能となれば、妊娠率向上の一助になることが考えられる。
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