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血小板膜糖タンパクに着目した妊娠高血圧症候群の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K18680
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関杏林大学

研究代表者

田中 啓  杏林大学, 医学部, 学内講師 (30791222)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード妊娠高血圧症候群 / 血小板膜タンパク / 絨毛細胞 / アポトーシス / 血小板膜糖タンパク / 妊娠高血圧症 / インスリン抵抗性
研究開始時の研究の概要

培養細胞や生体組織を用いた基礎実験を通して、von Willebrand因子とGPIb/IX/V複合体の相互作用が、絨毛細胞にあたえる細胞生物学作用を明らかにする。それによって、の病態におけるvon Willebrand因子-GPIb/IX/V複合体系の果たす生物学的役割を解明したい。

研究成果の概要

血小板膜糖タンパクGPIb/IX/V複合体とvWFの相互作用が絨毛細胞の細胞生物学的機能に与える作用を調べた。vWF添加により、ヒト絨毛細胞癌株BeWo細胞、JEG-3細胞、JAR細胞の増殖能は変化せず、アポトーシスが亢進した。また、vWF添加により、BeWo細胞のPlGF、VEGF分泌が低下し、sFlt-1の分泌が亢進した。栄養膜細胞株HTR-8/SVneoとヒト臍帯静脈内皮細胞HUVECの共培養下で、vWF添加によりHTR-8/SVneoの遊走能が低下した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

インスリン抵抗性が高い状態(肥満、糖尿病、多嚢胞性卵巣症候群など)の妊娠では、妊娠高血圧症候群PIHを罹患するリスクが高いことが知られている。本研究により、絨毛細胞の血小板膜糖タンパクGPIb/IX/V複合体と母体血中のvWFの相互作用が、高インスリン下でのPIH発症の病態に関与している可能性が示唆された。今後、GPIb/IX/V複合体とvWFを標的としてPIHの予防法、治療法の研究に繋がることが期待できる。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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