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ミトコンドリア蛋白MGARPが関わるステロイドホルモン産生細胞の恒常性維持機構

研究課題

研究課題/領域番号 19K18708
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関東海大学

研究代表者

西島 義博  東海大学, 医学部, 講師 (80453710)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードMGARP / ミトコンドリア / ステロイドホルモン
研究開始時の研究の概要

MGARPはス テロイドホルモン産生細胞のミトコンドリアに選択的に発現する。ミトコンドリア のコレステロール輸送への関与や、性腺や副腎の主要転写因子Ad4BP/SF-1の標的遺伝子であることなど、近年MGARPに関する重要な知見が示されてきており、本蛋白がステロイドホルモン産生に積極的に関与していることが示唆されるが、低酸素誘導性因子HIF-1の発現制御下にある意義や、ミトコンドリア自体の機能・形態の恒常性維持における役割は不明である。本研究では、こうした点などMGARPのステロイドホルモン産生細胞における機能とその制御機構を明らかにする。

研究成果の概要

近年ミトコンドリア蛋白であるMGARPが、ステロイドホルモン産生細胞の機能に積極的に関与していることを示す報告が集積されてきたが、これらの細胞の生存性維持へのMGARPの関与については知られていない。また神経細胞では低酸素下でMGARP発現が正に調節されるが、ステロイドホルモン産生細胞ではこの調節は未検討である。本研究により、MGARPがステロイドホルモン産生細胞の細胞生存性維持に関与し、またMGARP発現は低酸素誘導性転写因子HIF-1の制御下にあることが示唆された。細胞生存性維持におけるMGARPの詳細な役割や、HIF-1によるMGARP発現調節機序については、さらに検討を要する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の研究により、新たなMGARPの機能としてステロイドホルモン産生細胞の生存性維持作用が明らかとなり、今後のステロイドホルモン研究に新たなフィールドを開拓したといえる。またヒト胎児副腎皮質細胞モデルであるNCI-H295A細胞において、MGARP発現が低酸素誘導性転写因子HIF-1の制御下にあることが示唆されたことで、胎盤機能不全等で慢性的低酸素下におかれるヒト胎児副腎皮質でのステロイドホルモン産生について、本細胞がin vitroモデルとなる可能性が開かれた。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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