研究課題/領域番号 |
19K18717
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
稲富 絢子 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 流動研究員 (40823464)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 妊娠高血圧腎症 / アドレノメデュリン |
研究開始時の研究の概要 |
妊娠高血圧腎症(PE)は高血圧と蛋白尿を呈し、胎児発育不全や常位胎盤早期剥離等の重篤な合併症を来す予後不良の疾患である。しかし、根本的治療法は未だ存在せず、その発症機序も不明な点が多い。 当研究所の寒川らが発見した新規生理活性ペプチドであるアドレノメデュリン(AM)は強力な降圧作用を有するが、ヒトPE患者では血中AM濃度が低値であることが報告されている。本研究計画ではAM遺伝子欠失マウスを用いてAMの妊娠時の生理的意義を解明し、PEモデルマウスを用いてAMの治療効果について検証する。本研究によってPEの病態解明と、AMを用いた新規治療法開発および臨床応用を目指す。
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研究実績の概要 |
妊娠高血圧腎症(preeclampsia:PE)は高血圧と蛋白尿を呈し、胎児発育不全や常位胎盤早期剥離等の重篤な合併症を来す予後不良の疾患である。しかし、根本的治療法は未だ存在せず、その発症機序も不明な点が多い。当研究所の寒川らが発見した新規生理活性ペプチドであるアドレノメデュリン(AM)は強力な降圧作用を有するが、ヒトPE患者では血中AM濃度が低値であることが報告されている。このことから、本申請提案者はPE病態へのAMの関与と、PE治療薬としてのAMの応用を独自に着想した。 2019年度、2020年度はAMがPEの病態形成に関与しているとの新たな仮説のもと、血中AM濃度が野生型の約半分であるAM遺伝子ヘテロ欠失マウスを用いて妊娠時の表現型を解析し、妊娠時におけるAMの生理的意義を解明することを本研究の目的とした。AM遺伝子ヘテロ欠失マウスにおいて、野生型メスと野生型オスを交配して野生型母獣を作製し、またヘテロ接合型メスとヘテロ接合型オスを交配してヘテロ接合型母獣を得た。AM遺伝子ヘテロ欠失マウスにおける野生型母獣 (n = 15)、ヘテロ接合型母獣 (n = 15) について、比較検討を行った。その結果、ヘテロ接合型母獣では野生型母獣と比較して有意な妊娠中の血圧上昇と胎盤虚血を認め、妊娠高血圧症候群様の所見を示した。
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