研究課題/領域番号 |
19K18730
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
松田 枝里子 鳥取大学, 医学部附属病院, 臨床検査技師 (40569274)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 超音波検査 / 唾液腺 / 血流 / 3D / 超音波診断 / 唾液腺腫瘍 / 血流評価 |
研究開始時の研究の概要 |
唾液腺腫瘍の臨床診断は難しく、診断精度の向上が求められている。我々は、安価で侵襲のない診断方法である、超音波検査の精度向上を目指している。 本研究では、超音波診断装置を用いて唾液腺腫瘍の血流を3Dで評価する。まずは3D血流評価の最適条件の検証と手技の確立を行う。そして従来のモードと低流速モードを用いて3D再構築し、血流の分布および流速と病理組織構造との関連性を解明する。さらに各腫瘍の3D血流の特徴を明らかにしパターン化を行い、Bモードと3D血流を合わせた診断アルゴリズムを確立する。
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研究実績の概要 |
唾液腺腫瘍の超音波診断において、Bモードの所見やドプラモードによる血流の所見は腫瘍の良悪性鑑別に有用であるが、現在の血流評価は任意の1断面(2D)での評価であるため、腫瘍全体の血流の分布や程度を把握しにくいという難しさがある。 本研究では、唾液腺腫瘍の腫瘍血流をさまざまなモードを用いて3D画像構築し、各腫瘍の3D血流の特徴を明らかにした上で、最終的にはBモードと3D腫瘍血流の所見を合わせた診断アルゴリズムを確立することを目的としている。 3D血流情報取得の超音波検査手技は初年度に決定しており、それ以後は唾液腺腫瘍に対してデータ収集を継続していた。前年度でデータ収集は終了の予定と報告していたが、症例数を増やす目的で、当該年度も引き続きデータ収集を継続する方針に変更をした。Bモードと腫瘍血流(カラードプラ、パワードプラおよび低流速モード)について評価をおこない、腫瘍血流の評価については、それぞれのモードで3D画像構築をおこなった。各モードの特徴としては前年度に報告した内容から大きな変更点はなく、低流速モードは血流の走行を明瞭に3D画像化でき、アーチファクトの混入が少なく、微細な血流まで捉えることが可能であった。 現時点で91症例の唾液腺腫瘍の3D血流評価をおこなっている。良悪性の内訳は、良性75症例、悪性16症例である。各組織型における3D血流所見の特徴については、現在データをまとめているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
症例数を増やす目的で、当該年度も情報収集を継続したため。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、まとめた結果を世界超音波医学学術連合大会で報告し、論文化する予定である。
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