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メニエール病における内リンパ水腫の発生機序解明に関する包括的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K18750
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関近畿大学

研究代表者

白石 功  近畿大学, 医学部, 非常勤講師 (90775660)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード内リンパ嚢 / タンパク質 / プロテオーム解析 / イオンチャネル / メニエール病 / 聴神経腫瘍 / 内リンパ水腫 / プロテオーム / 症例数 / 前処理 / タンパク解析 / 質量分析
研究開始時の研究の概要

メニエール病は繰り返すめまい・難聴を特徴とする難治性の疾患であり、その本態は内耳蝸 牛内中央階の内リンパが増大している内リンパ水腫である。しかしその発症機序は未だ不明 である。本研究は内リンパ水腫形成に重要な役割を担っているとされる内リンパ嚢をメニエ ール病患者と対照群患者から採取し、内リンパ嚢のタンパク質を網羅的定量的プロテオーム解析手法を用いて解析する。その結果を比較することで内リンパ水腫の際に認めるタンパク質を同定することが目的である。将来的にはメニエール病・内リンパ水腫の新規治療薬の開発につながると考える。

研究成果の概要

メニエール病患者と聴神経腫瘍患者の内リンパ嚢組織を手術により採取し、プロテオーム解析法を用いて内リンパ嚢に含まれるタンパク質を網羅的に定量解析した。各群5症例を解析したところ、同定できたタンパク質は2738個、定量できたタンパク質は2677個であった。そのうち、17個 のタンパク質がメニエール病群のみ、146個が対象群のみで検出された。両群で検出された2514個のタンパク質を定量解析した結果、メニエール病群で有意に発現量が増加しているタンパク質は10個、発現量が減少しているタンパク質は10個であった。次に全タンパク質のアノテーションを行った結果、全部で19個のイオンチャネルが特定できた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

メニエール病の原因と言われている内リンパ水腫を引き起こす病態を見つけるすことがこの研究の目的である。内リンパ水腫を引き起こす原因と言われている内リンパ嚢の組織をメニエール病患者と対照群患者で比較することでメニエール病患者特有のタンパク質を見つけることで内リンパ水腫の発生器所を解明していく。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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